下部消化管内視鏡検査
(大腸カメラ)

下部消化管内視鏡検査とは

下部消化管内視鏡検査は、肛門からスコープを挿入して大腸の粘膜を直接検査することができます。大腸の出血、潰瘍、感染、炎症だけでなく、ポリープや大腸がんといった病変を検査することが可能です。
当協会では、内視鏡検査の苦痛やご不安をやわらげるためにご希望の受診者様には鎮静剤(抗不安剤の静脈内投与)の使用をご案内しております。鎮静剤を使用することでうとうとと眠ったような状態で検査が受けられます。 鎮静剤使用時には、専門スタッフが安全性に十二分に配慮しておりますのでご安心ください。
定期的に大腸内視鏡検査を受診していただくことで、大腸がんの予防や早期発見・早期治療につながります。

下部消化管内視鏡検査とは
大腸がんとは

大腸がんとは

大腸がんは、がんの中でも罹患数1位、死亡者数は年間約5万⼈と第2位で高い割合を占め、近年増加傾向にあります。初期の大腸がんは内視鏡手術などで切除できる可能性が高く、早期発⾒・早期治療により大腸がんの5年相対生存率は、72.6%となっております。しかしながら2019年の大腸がん検診受診率(40〜69歳)は、男性47.8%、⼥性40.9%と半数を下回っています。
大腸がんの発生と深く関わる大腸ポリープは、40代より増え始め、加齢によりできやすくなります。ポリープができていてもほとんど自覚症状はなく、自覚症状が現れた場合は既に進行している可能性があります。
検査時にポリープが発見された場合には、ポリープの状態などを見て医師が切除の判断をします。入院での切除が必要な大型の(1cm以上)ポリープの場合は医療機関を紹介いたします。

(出典:最新がん統計:[国立がん研究センター がん登録統計](ganjoho.jp)更新・確認日:2020/7/6)
(出典:がん診療連携拠点病院等院内がん登録生存率集計:[国立がん研究センター がん登録・統計] (ganjoho.jp)更新・確認日2019/12/14)

注意事項

チェックマーク

治療中の疾患・内服中の薬剤については、必ず事前にお申し出ください。

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血液をサラサラにするお薬(抗血⼩板薬・抗凝固薬)を内服中の方は、内服を継続してください。

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自⼰判断での内服中止はなさらないでください。生検による出血を回避するため、観察のみを主体とする検査となります。
(必要に応じた生検を行うことはあります)

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検査予約日のご都合が悪くなった場合は、なるべく早めに(遅くとも検査前日午前中まで)電話連絡をお願いします。

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検査の際に、大腸に便が残っていると⼗分な観察ができません。検査前日と検査当日午前中に下剤を飲んでいただきます。 排便が透明な⽔のようになったら、午後から検査を開始します。検査状況によっては、待ち時間が⻑くなり、終了時間が16時を過ぎる 場合もあります。当日は他の予定を入れないようにお願いします。

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便秘症の方、以前に検査を受けた際に便の排泄が不⼗分だった方は、検査前日までの下剤を調整します。必ず事前に外来を受診し相談してください。

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ご自宅で、検査当日の下剤を飲むこともできます。ご希望の方は、事前に外来を受診してください。下剤の飲み方を詳しくご説明 します。

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以前に大腸内視鏡検査を受けた際に痛みがあった方や下剤を飲むのが大変な方、ご高齢 の方などでは、内視鏡ではなく、大腸CT検査をおすすめすることもございます。 詳しくは「大腸CT検査」の項目をご覧いただき、大腸CT検査をご希望の方は、外来を 受診し相談してください。それぞれの方に合った大腸検査をご提案します。

大腸内視鏡検査

検査前日から当日の注意事項

検査前日

午後8時頃までに⼣食を摂ってください。
アルコールは飲まないでください。
海藻類、キノコ類、こんにゃく類、⾖類・胡⿇・⽞⽶・雑穀類、繊維の多い野菜類、種のある果物類 (苺、キウイフルーツ、ブルーベリーなど)は腸管内に残りやすいので、摂取しないようにしてください。
⾖腐・素うどん・プリン・ヨーグルトなど消化の良い食事を摂取してください。
午後10時頃、錠剤の下剤3錠をコップ2杯以上の⽔で飲んでください。

推奨される食べ物の例

検査当日

朝食は食べないでください。検査終了まで食事はできません。
⽔は飲んでかまいません。脱⽔症予防のためコップ1杯(約100〜200ml)以上はお飲みください
(⽜乳、ジュース類、コーヒー、スポーツドリンク類は飲まないでください)。
心臓病、高血圧、気管支喘息、てんかんなどのお薬を内服している方は、いつも通りに内服してください。
糖尿病治療中の方は、糖尿病治療薬内服・インスリン注射を行わないでください。
※下剤をクリニックで飲む場合
午前中の予約時間までに来院してください。来院後、下剤の内服を開始します。
下剤と水もしくは無糖のお茶を飲みます。ご自身で水もしくは無糖のお茶(500mlペットボトル1、2本)をお持ちください。
下剤をご自宅で飲む場合は、朝7時より下剤の内服を開始してください。
11時頃に排便状況についてお電話をいただき、その後の来院時間などをご案内いたします。

食事制限

検査終了後

・腹痛やお腹の張りなどの症状がない場合は検査後に軽食をお摂りいただけます。検査後の食事は消化の良いものを選んでください。
 飲酒、運動、入浴など特に制限はございませんが、生検を行った場合は、飲酒はできません。
・撮影した画像を見ながら、医師より検査結果をご説明します。
・生検を行った場合は、後日ご来院いただき検査結果をご説明します。

大腸ポリープ切除術

当協会では、新しい大腸ポリープ治療「コールドポリペクトミー」が可能となりました。

コールドポリペクトミーとは

従来のポリープ切除術(EMR法;図上段)は、生理食塩水をポリープの粘膜下に注入し、リング状の金属ワイヤー(スネア)を絞り込みながら高周波電流で焼き切ります。このため高周波電流による焼灼部位から、後日に出血するリスクがありました。
コールドポリペクトミー(図下段)は、EMR法と異なり高周波電流を加えることなく専用の金属スネアで直接的に切除する方法です。頻度の多い大きさ約5mm程度のポリープ治療に有効で、EMR法よりも翌日の出血が少ない利点があります。 切除方法は、ポリープの大きさや形態を見て検査医師が決定します。

切除した病変は回収し、顕微鏡で良悪性を診断する組織検査(病理診断)へ提出します。病理診断結果によっては、外科的手術などの追加治療が必要となることもあります。
特殊な準備が必要な心臓ペースメーカーや植え込み型除細動器(ICD)のある方や、治療に伴う出血の危険の高い抗血⼩板薬(バイアスピリン、プラビックスなど)・抗凝固薬(ワーファリン、プラザキサ、イグザレルト、エリキュース、リクシアナなど)を内服治療中の方、さらにその他の病気で日帰り内視鏡治療が適当でない方への当協会での治療は行えません。他の専⾨病院へご紹介させていただきます。治療当日は、貴金属(指輪・ネックレス・時計など)や湿布類は外していただきます。

日本消化器内視鏡学会関連URL:https://www.jges.net/citizen/check-cure/no3-2

コールドポリペクトミーとは

切除した病変は回収し、顕微鏡で良悪性を診断する組織検査(病理診断)へ提出します。病理診断結果によっては、外科的手術などの追加治療が必要となることもあります。
特殊な準備が必要な心臓ペースメーカーや植え込み型除細動器(ICD)のある方や、治療に伴う出血の危険の高い抗血⼩板薬(バイアスピリン、プラビックスなど)・抗凝固薬(ワーファリン、プラザキサ、イグザレルト、エリキュース、リクシアナなど)を内服治療中の方、さらにその他の病気で日帰り内視鏡治療が適当でない方への当協会での治療は行えません。他の専⾨病院へご紹介させていただきます。治療当日は、貴金属(指輪・ネックレス・時計など)や湿布類は外していただきます。

日本消化器内視鏡学会関連URL:https://www.jges.net/citizen/check-cure/no3-2

検査・ポリープ切除に関する注意点

ポリープ切除術ができない方
・ご自宅より当協会まで1時間以上かかる方
・抗血栓薬(血液をサラサラにする薬)を服用の方
・ポリープが大きい方(1cm以上)
この場合は、入院可能な医療機関での治療を紹介いたします。

初回治療前に事前診察が必要です。
ポリープ切除後は5日間、運動・遠方への外出や出張をお控えください。
コールドポリペクトミーも内視鏡手術として医療保険などへの申請が可能です。
なお、当協会の休診前日はポリープ切除は行いません。

治療後の注意事項

治療後はいくつかの注意点があります。特に、術後の偶発症(出血や穿孔)の危険性を高めないため、以下の注意事項を必ずお守りください。
・治療後は、院内で30分ほど休んでいただいてから帰宅となります。
・治療後約2週間は、食事・運動・出張・旅行・入浴など生活⾯でいくつかの制限があります。

食事内容 生活面
当日 治療後、飲水・飴は可
夕食は腸管安静食
自宅安静
シャワー可
1日目 朝食・昼食は腸管安静食
夕食は消化の良いもの
(うどん、おかゆ、パンなど)
仕事は原則休む
やむを得ない場合はデスクワークのみ、外出は控える
シャワー可
2~5日目 普通の食事
アルコール・刺激物(辛いものや香辛料を多く使用したもの)は禁止
出勤可(デスクワーク)
無理はしない
重いものは持たない
ゴルフなどのスポーツ、長時間の運転、旅行、出張は不可
入浴可
〜10日目 海外渡航不可

内視鏡的粘膜切除術(ポリープ切除)による偶発症(合併症・副作用)について

内視鏡的粘膜切除術の偶発症で代表的なものには、出血と穿孔(腸に⽳があくこと)があります。全国集計によると、それらの頻度は出血0.36〜1.93%、穿孔0.02~0.08%です。自覚症状は、血便や激しい腹痛です。万が⼀これらの偶発症が生じた場合には、内視鏡的止血術や輸血、外科的手術を含めた緊急の対応が必要となります。特に、穿孔を起こすと腹膜炎にいたり重篤化する可能性が高いため、外科的手術が必要になります。
当協会は、夜間・休日診療を行っていないため、夜間・休日の救急対応ができません。また、入院や手術が必要な場合には、対応可能な他医療機関へご紹介させていただきます。予めご承知おきください。

鎮静剤を使用する場合

当協会では、内視鏡検査を伴う際の苦痛や不安を少なくする目的で、
鎮静処置(抗不安剤の静脈内投与)を行う内視鏡検査をご希望の受診者様に行っております。
ご希望の方は、ご予約の際にお申し付けください。

鎮静処置の偶発症(合併症・副作用)

・注射部位の血管痛、刺激興奮、アレルギー、呼吸抑制、血圧低下、悪性症候群、排尿障害などが起こることがあります。
・日本消化器内視鏡学会のアンケート調査(2008年~2012年の5年間)では、全国で17,087,111検査中219件(0.0013%、8万分の1)の鎮静剤による偶発症と4件(0.000023%、400万分の1)の死亡例が報告されています。
・検査中は血中酵素飽和度測定による呼吸モニタリングを行い、安全性にも十分に配慮しながら検査を実施します。
・副作用出現時には、迅速かつ適切な対処を行います。

術後の生命保険の証明書

内視鏡手術を受けた場合、ご加入の生命保険会社から保険金の給付を受けられる場合があります。給付条件・内容につきましては、契約内容により異なりますので、ご加入の保険会社にお問い合わせください。

●依頼について
診断書作成料 1通につき5,500円(税込)
ご加入の生命保険会社の診断書指定用紙を結果説明来院時に持参してください。
手術当日は、お預かりしません。
結果説明来院時、受付もしくは看護師に診断書指定用紙を提出してください。
●注意事項
大腸内視鏡検査の際、組織採取を実施することがありますが、内視鏡手術とは異なります。保険金給付対象外です。
診断書を発行する場合は、外来(当協会での結果説明)受診が必要です。
診断書発行には、時間がかかることがあります。後日、郵送します。
ーお問い合わせ先(医事課直通):03-3668-6800(平日9:00~17:00)

Information インフォメーション

〒103-0025
東京都中央区⽇本橋茅場町⼆丁⽬6番12号

東京メトロ⽇⽐⾕線・東⻄線『茅場町』駅より徒歩3分
※『茅場町』駅の2・5・6番出⼝が便利です。

⼈間ドック・健康診断予約

TEL:03-3668-6806

外来・検査予約

TEL:03-3668-6800

※事務局へのご連絡は【03-3668-6803】までお願いいたします。

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