理事長挨拶

理事長 榊 信廣

 早期胃癌検診協会は、胃がんの多くが不治の病であった昭和42年に「転移のない胃がんを見つけて患者を救命する」ことを目的に設立された「早期胃癌研究会」の主旨を踏まえて発足しました。そして、消化管の早期がんの早期発見のための研究を日常診療に結び付けるため中央診療所(現 附属茅場町クリニック)を開設して、平成30年には50周年を迎えました。

 その間に、医療を取り巻く環境は大きくかわりました。胃がんを例にとりますと、50年前は外科手術で完治可能な転移のない胃がんを見つけるのが目標でした。20年前位からは内視鏡で胃がんが切除できるようになり、より初期の段階で胃がんを発見することが大切になりました。一方、ピロリ菌感染と胃がん発生との関係が明確になって、その除菌治療で胃がんの発生を約半分に抑えることが分かってきました。早期発見・早期治療だけでなく、その予防まで考える時代になってきたわけです。その時代のニーズに合わせて、早期胃癌検診協会では、鎮静内視鏡や経鼻内視鏡など苦痛のない内視鏡検診体制を充実させると共に、ピロリ外来を作って積極的に胃がん撲滅に取り組んできました。

 早期胃癌検診協会では年間1万人以上の方々の人間ドックや健康診断を行っています。質の高い丁寧な検診を心掛けて、様々な身体の異常を的確に診断することに努めています。そして、附属茅場町クリニックを受診いただき、今後の精密検査や治療の相談を行い、必要な場合は治療に適切と思われる病院に紹介をさせていただいております。

 大腸がんに関しては、苦痛のない鎮静大腸内視鏡検査を積極的に行って、可能な場合にはがんに進展する可能性があるポリープ切除まで行います。また、大腸内視鏡が難しい場合はCTを用いた大腸検査が可能です。その他にも、肝臓専門外来および呼吸器外来などで、健康相談だけでなく精密検査まで幅広く対応しています。

 健康診断を病気の予防に結び付けるために、平成20年から始まった「特定健診・特定保健指導」にも保健師2名体制で取り組んできました。肥満は膵がんなど多くの癌のリスク因子です。がんになりにくい体にするためにも、メタボリックシンドローム対策は重要と考えています。

 このように、早期胃癌検診協会と附属茅場町クリニックでは両輪になって、がんの早期発見と予防対策に取り組んでいます。自分の健康を自分で守るためにも、積極的に人間ドックなどの健康診断を受けていただければ幸いです。

公益財団法人早期胃癌検診協会
理事長 榊 信廣

各種検診のご予約と受付時間のご案内


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